このファイルには、情報科の授業でよく尋ねられる質問(FAQ)について、回答をまとめています。
現代社会の情報化や多様化に伴う変化を踏まえ、情報とコミュニケーションについて学ぶことで、社会の変化に柔軟に対応する能力や、主体的に社会の変革に参画する能力を育成する科目です。PCの使用を通してコンピューターやソフトウェアの操作も学びますが、ソフトウェアの操作実習が主な内容ではありませんのでご注意ください。
下記のように行う予定ですが、授業時間数の関係などで順序や内容を変更する可能性があります。
月 | 単元 | 主な内容 | 主な使用ソフト | 関係する資料 |
6 | 情報社会の問題解決 | セキュリティ(パスワード・マルウェア) | 教科書 ファイル操作の基礎 | |
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7 | 情報社会の問題解決 | 知的財産(著作権)・創発 | 補助資料 著作権法 | |
8 | コミュニケーションと 情報デザイン | 情報(生命情報・社会情報・機械情報) コミュニケーション(エンコード・デコード) | 補助資料 | |
9 | コミュニケーションと 情報デザイン | メディア(伝播メディア・成果メディア) 介入(意図) | 補助資料 | |
10 | コミュニケーションと 情報デザイン | レポート作成 (プレゼンテーション?) | Word (PowerPoint?) | 文書作成ソフトの基礎 プレゼンテーションソフトの基礎 |
11 | コンピュータと プログラミング | プログラム アルゴリズム・フローチャート | Scratch | プログラミングの基礎 |
12 | コンピュータと プログラミング | 楽譜作成・プログラミング演習 | MuseScore Scratch | プログラミングの基礎 |
1 | 情報通信ネットワーク とデータの活用 | 表計算(関数・マクロ) | Excel | 表計算ソフトの基礎 |
2 | 情報通信ネットワーク とデータの活用 | 表計算(データ分析) | Excel | 表計算ソフトの基礎 |
原則として、1F奥のコンピュータ室で実施します。HR教室から距離があるため、教室移動は早めにお願いします。到着後はPCの電源を点け、指定のアカウントにサインインして授業開始まで待機してください。
毎回の授業に、教科書『社会と情報』(数研出版)、筆記具、ノート(ルーズリーフやタブレットも可)を持参してください。ワークシートや文字の多い資料などで紙のプリントも必要に応じて配布・使用しますので、A4サイズのポケット付きファイルがあると便利です。
なお各自のアカウント情報(ユーザIDとパスワード)は、各自で記憶しておく他、パスワード管理アプリなどを用いて、各自で管理し、授業でPCが使えないことのないようにしてください。
基本的に通常の教室と同様ですが、機器や配線が床上・床下に多数あるため、下記の点を遵守してください。
視力の都合で指定された席ではスクリーンが見えにくい場合などは、教員に申告してもらえれば、配慮を検討します。
あなたが通常の思考をPC上に文章化して出力する際に、支障にならない程度の速度があれば十分です。タイピングに時間を取られたり、タイピングに集中して授業が聞けなかったりするなど、活動に支障が出るならタイピングを鍛えるべきです。ただ、思考速度の方が遅い場合は、より早く思考を言語化できるよう努力するのが優先かと思います。
基礎資料「ノートソフトの基礎」も参照してください。電子機器を用いる場合は、OneNoteなどのノートアプリでのノートテイクを推奨します。
なお、ノートの提出を課す予定はありません。何かを書かなければならないという指定はしませんし、提出用にノートの中身を整える必要はありません。義務教育ではありませんので、各自にとって必要な内容を自身で判断して記録すれば良いです。
科目からの要請としては、授業で扱う概念を理解し活用できることを求めます。他の概念との関係性を意識して概念を体系的に理解し、概念の定義と語句を関連付けた上で、社会の事象を概念を用いて分析したり、問題の解決に応用したりすることが必要です。そのために、授業での活動機会や配布資料を活用する他、必要な事柄をノートに記録して後から参照可能にすることが重要です。
但し、高校は義務教育でもなく、進路も人それぞれですから、そもそも、一律に「これを学ぶべき」というものはありません。授業では、全員に必要だと教員が考える内容を扱いますが、各自の進路を見据えて必要な資質や能力は何かを考え、それにつながる事柄を必要に応じて学ぶべきです。
上のQでも記したとおり、根本的には「あなたが必要だと感じる事柄」が重要な部分です。授業を担当する教員の立場で言うならば、授業で扱う内容はすべて重要だと認識しています。「社会と情報」は週に何時間もある授業とは違い、そもそも週2時間しかありません。ですので、授業では重要度の低い内容は割愛し、これ以上削れないくらいには精選しています。もしそれ以上に学習する内容を減らしたいのであれば、各自で内容の重要度を判断してください。
入学時点の能力にさまざまな差がある以上、一人ひとりにとって最適な授業を実施できるわけではないため、必要に応じて主体的に活動して学ぶ必要があります。何ら主体的に活動せずに理解できる程度の授業は行いませんので、ご了承ください。授業で扱っている抽象論を実際の例に各自で適用したり、各自の認識に基づいて理論を再構成しながら、概念を理解してください。なお、語句などは、適宜ネット上の辞書サイトやWikipediaなどを活用して各自で調べてください。
恐れ入ります。精進します。より深い内容は、補助資料やネット上のリソースを活用して学習してください。
授業の内容やPCの操作など、不明な点は生徒間で聞き合ってもらって構いません。
「社会と情報」の授業は教員1名で実施しますので、不明な点はできるだけ生徒間で解決してもらうようお願いします。それで解決しない場合は、教員に質問してください。質問があれば教員は可能な限り対応しますが、緊急時を除き、申し出がなければ皆さんが不利益を被っていても特に対応しませんので、必要な事柄は各自で申し出てください。
紙の資料について、視力の都合などでより大きい文字の資料の配布を希望する場合は、教員に連絡してください。大半の資料はWebにも置いていますので、電子データを使用したり、各自で印刷しても構いません。
「社会と情報」も授業科目の1つとして実施していますので、当然ながら授業外で取り組む課題も課します。また、夏休み、冬休みなど長期休業の際は、別途課題を出します。
授業の内容については、後日、他の生徒に質問してください。大半の資料はWeb上で配布していますので、そちらも参照してください。次回の授業の際、必要であれば前回の内容の説明や、資料の配布などを行います。
出題する分野により、さまざまな形式で出題する筆記試験を実施します。出題の一例としては、出題分野に関する雑誌や新聞の記事、書籍、もしくはオリジナルの文章など、10行程度の文章の一部に空欄や下線を設け、空欄補充や下線部の記述に関する問いを設けたりします。数行程度の短文記述か、記述問題と同程度以上の難度の記号選択を出題することもあります。分野により計算や、長文記述を出題することもあります。
考査は年2回、各学期末に実施予定です。考査の2週間ほど前には、授業時間内に考査の出題範囲などを連絡します。
考査の得点、各種の提出物、授業中や実習の活動内容などを基に算定します。定められた回数以上出席し、考査の得点と提出物について一定の質と量が揃っていれば、単位を落とすことはまずありません。前期は前期の内容で成績を評価しますが、後期は学年末のため、「前期+後期」で成績を評価します。学年末の成績には前期の評価が多分に関わってくるので、前期で芳しくない成績になった方は注意してください。
なお情報科の授業は1年生にしかないため、いわゆる「調査書」には「社会と情報」の学年末の成績がそのまま記載されます。大学入試で一定の成績が必要な推薦枠の活用や、奨学金の申請を検討している場合は、それなりの成績を取れるよう努力してください。そうでない場合は、成績が良いに越したことはありませんが、単位を落とさない範囲で他教科との配分を考慮して学習してもらえれば十分です。考査であぶり出された学習の不十分な点については、後日の復習をお願いします。