Section 9.2 アイデア
個々の要素が相互作用して作られる、創発の結果として生じた新たな情報をアイデア(idea)または発想という。
Youngはアイデアを、既存の要素の新たな組み合わせだと述べている[81][82]。 あらゆる発想は全く何もないところから湧き出すのではなく、意識的であれ無意識的であれ、既知のものを組み合わせて生まれる。
Schumpeter(シュンペーター)は、このように新たな組み合わせを生じさせることをイノベーション(innovation)と呼び、社会発展の源泉だとした[83]。